手で書く場合に手間のかかるところアプリでの扱い
作業ごとの危険を毎朝考える作業と条件を選ぶと候補が並ぶ
対策の書き方と根拠候補ごとに対策が付き、確認できた条文は根拠として表示
指差し呼称の言葉選んだ作業に合わせて表示
参加者のサイン欄参加者の名前を入れると、印刷時にサイン欄へ入る
翌日も同じ項目を書く現場名、職長、参加者を前回から引き継ぐ
KY活動シートや安全書類を、社員が自分でアプリにできるようになりませんか?
建設の現場向け Claude Code 研修
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選べる作業と条件

作業は7つから選びます。 - 掘削(床掘・溝掘り) - 高所作業(足場・2m以上) - 重機作業(バックホウ・ダンプ等) - つり作業(移動式クレーン・玉掛け) - 道路上の作業(交通規制あり) - 資材の運搬(手作業) - 電動工具・切断作業 条件は4つです。 - 暑い日(熱中症のおそれ) - 雨・雨の後 - 風が強い日 - 新しく入った人・経験の浅い人がいる 作業も条件も、組み合わせて複数選べます。雨の翌日に掘削とバックホウを使うなら、「掘削」「重機作業」「雨・雨の後」の3つを選びます。

危険のポイントと対策の出方

作業と条件を選ぶと、右側に危険のポイントの候補が並びます。たとえば「掘削」を選ぶと、次のような候補が出ます。 - 掘削面が雨や湧水で緩んでいるので、底で作業していて、崩れた土砂に埋まる - バックホウの旋回範囲の近くで手元作業をしているので、旋回したバケットに接触する - 地中の埋設管の位置を確かめずに掘るので、管を壊して水やガスが噴き出す 候補は「〜なので、〜して、〜になる」の形で書いてあります。どういう状態で、何をしていて、どうなるのかが一文で分かるので、朝礼でそのまま読み上げられます。 候補を押すと重点に選ばれ、2つまで選べます。シートには、選んだ重点だけが載ります。各項目には対策が並び、条文を確認できたものには「根拠:労働安全衛生規則 第358条」のように根拠が付きます。

印刷とサイン欄

シートの下には、チームの行動目標を書く欄があります。選んだ作業に合わせて、「掘削面、よし!」「後方、よし! 誘導、よし!」のような指差し呼称も表示されます。 参加者を「、」か改行で区切って入れておくと、印刷したときに参加者の確認サイン欄へ名前が入ります。 「文字でコピー」を押すと、シートの内容を文字でコピーできます。朝礼に出られなかった人へチャットで共有したいときに使えます。

KY活動でよくある失敗と、アプリでの防ぎ方

前の日のシートを使い回す

作業が変わっているのに、前日の危険のポイントをそのまま読み上げてしまう失敗です。アプリでは、引き継ぐのは現場名と職長と参加者だけで、作業と条件はその日に選び直します。選び直せば、並ぶ候補も変わります。

重点を欲張って増やす

危険をすべて挙げたくなりますが、全部読み上げると、どれも印象に残りません。アプリでは重点を2つまでに絞ります。朝礼の後に、作業員が覚えて現場へ持っていける数です。

候補をそのまま信じる

アプリの危険と対策は一般的な候補です。掘削面の状態や埋設管の位置は、その日の現場を見なければ分かりません。現場の状況に合わせた最終的な判断は、職長・安全衛生責任者が行ってください。 条文を確認できなかった値は入れていません。たとえばフルハーネスの着用が必要な高さは、資料によって値が違ったため、載せていません。

作業指示書やダッシュボードとのつながり

作ったシートは、ほかの現場アプリでも使えます。 - 作業指示書では、「KY活動シートから重点を読み込む」を押すと、危険のポイントと対策、行動目標を取り込めます。翌日の指示書に同じことを二度書かずに済みます。 - ダッシュボードには、その日のシートがあるかどうかと、重点の内容が表示されます。朝礼の前に、シートの準備ができているかをひと目で確かめられます。 アプリはすべて、登録なしで無料で使えます。ほかのアプリは建設業の現場アプリ一覧から開けます。ダッシュボードの画面の読み方は、施工管理のダッシュボードの記事で紹介しています。

このアプリは Claude Code で作りました

KY活動シートは、私が に最初に「簡単なアプリを作って」と頼んでできたものです。 Claude Code は、まず厚生労働省が示している危険予知訓練(KYT)の4ラウンド法と、建設業の死亡災害で墜落・転落が最も多いことを調べました。そのうえで労働安全衛生規則とクレーン等安全規則の条文を確認し、危険と対策のデータを作りました。調べ始めてから公開まで、およそ30分でした。 最初は、誰でも無料で使えるKY活動シート作成ツールとして公開し、その後、日付ごとに保存して印刷できる業務用のアプリにしました。 選べる作業が7つでは足りない現場もあるはずです。解体や型枠のように、自社でよく行う作業を足したいこともあるでしょう。社員が Claude Code を使って、自社の作業に合わせた安全書類のアプリを作れるようになる建設業向けの Claude Code 研修も行っています。 ほかのアプリも含めた11種の紹介は、施工管理アプリを Claude Code で作りましたにまとめています。

まとめ

- KY活動シートのアプリは、作業と条件を選ぶと危険のポイントの候補と対策、根拠の条文が並ぶ。無料で登録なし - 重点は2つまでに絞り、行動目標と指差し呼称、サイン欄つきで印刷できる - 翌日は現場名と参加者が引き継がれ、作業と条件だけを選び直す - 候補は一般的な内容。最後は職長と安全衛生責任者が現場を見て決める 自社の作業や様式に合わせたKY活動シートが欲しくなったら、社員が自分でアプリを作れるようになるClaude Code 研修の内容を見てみてください。