翌日の段取りを1枚にまとめた作業指示書があると、朝の集合から作業開始までが早くなります。ただ、中身がKY活動シートと重なるので、同じことを二度書くことになりがちです。
この記事では、前日の夕方に指示書を作るときの項目の書き方と、二度書きを減らす手順をまとめます。
先に結論:毎日書き直すのは、作業の割り振りと注意事項だけ
作業指示書の欄は5つあります。このうち毎日変わるのは、作業と人員の割り振り、注意事項、KYの重点です。現場名や集合場所、緊急連絡先は前日の指示書から引き継げます。
| 欄 | 毎日の手間 | アプリでの入れ方 |
|---|---|---|
| 基本(作業日、現場名、職長、集合時刻と場所) | ほぼなし | 「明日の指示書を作る」で引き継ぐ。作業日は明日になる |
| 作業と人員の割り振り | 毎日書く | 作業ごとに1行 |
| 注意事項 | 毎日書く | 立入禁止範囲、交通規制など |
| KYの重点 | 取り込んで直す | KY活動シートから読み込む |
| 緊急連絡先 | ほぼなし | 引き継ぐ |
作業指示書のアプリは無料で、登録もいりません。入れ終わったら「印刷」で1枚の指示書になります。

テンプレートの各欄に何を書くか
基本と、作業と人員の割り振り
| 欄 | 入れる内容 |
|---|---|
| 基本 | 作業日、現場名、職長・責任者、集合時刻、集合場所 |
| 作業と人員の割り振り | 作業内容、場所・測点、班・会社、人数、使用機械(行を追加できる) |
集合時刻は、最初は「8:00」が入っています。作業と人員の割り振りは、作業が増えるたびに行を足していきます。1つの作業に、どこで、どの班が、何人で、どの機械を使うかを1行で書く形です。
注意事項とKYの重点
注意事項には、立入禁止範囲、交通規制、近隣への配慮などを書きます。KYの重点には、危険のポイントと対策、行動目標を書きます。KYの重点は、次の節の手順でKY活動シートから取り込めます。
緊急連絡先
現場代理人の電話番号や、最寄りの病院を入れます。実際につながる番号と病院かどうかを、入れる前に必ず確かめてください。
前日に指示書を作る手順
1. 「明日の指示書を作る」を押す
作業日に明日の日付が入った指示書ができます。表示中の指示書から、次の内容が引き継がれます。
- 現場名
- 職長・責任者
- 集合時刻、集合場所
- 緊急連絡先
作業の割り振りと注意事項は空の状態から始まります。日付は変えられるので、休み明けの分を作るときは直してください。
2. 作業の割り振りと注意事項を書く
翌日の作業を1行ずつ入れ、その日の立入禁止範囲や交通規制を注意事項に書きます。
3. KY活動シートから重点を読み込む
「KY活動シートから重点を読み込む」を押すと、KY活動シートのアプリで保存したシートから、次の内容をKYの重点の欄に取り込みます。
- 重点にした危険のポイント(重点がなければ、候補のすべて)
- それぞれの対策の1つ目
- チームの行動目標
取り込むのは、作業日と同じ日のシートです。同じ日のシートがなければ、いちばん新しいシートを使います。取り込んだあとも、欄の中で書き足したり消したりできます。KY活動シートを作っていない現場なら、この欄は手で書けば足ります。
4. 印刷する
「印刷」を押すと、入力欄の枠やボタンを除いて、1枚の作業指示書として印刷されます。朝礼で配ったり、詰所に貼ったりできます。
作業指示書のアプリの画面は、作業日と集合、作業と人員の割り振り、注意事項とKYの重点、緊急連絡先の順に欄が並びます。印刷する前に上から見ていけば、空いている欄に気づけます。
指示書の欄の並びや呼び方は、会社によって違います。自分の会社の様式どおりのアプリを社員が自分で作れるようになるClaude Code 研修もあります。
よくある失敗
取り込んだKYの重点をそのまま使う
KY活動シートから取り込む重点は、一般的な候補から選んだものです。取り込んだままにせず、翌日の現場の状況に合わせて書き足してください。
緊急連絡先を確かめずに引き継ぐ
緊急連絡先は前日の指示書から引き継がれるので、一度入れると見直す機会が減ります。現場が変わったときや、担当者が替わったときは、つながる番号と病院かを確かめ直してください。
日付のずれたKY活動シートを読み込む
作業日と同じ日のKY活動シートがないと、いちばん新しいシートの内容が入ります。前の日のシートが入っていないか、取り込んだあとに中身を見てください。
ほかのアプリとのつながり
KY活動シートからは、重点を取り込めます。ダッシュボードには、翌日の作業指示書ができているかと、その人数が出ます。作業が終わったあとの記録は、作業日報のアプリの記事で紹介しています。
このアプリは Claude Code で作りました
冒頭で書いたとおり、作業指示書はKY活動シートと中身が重なります。二度書きをなくすために、KY活動シートのアプリで保存したシートを、作業指示書から読み込めるようにしました。
公開前には、 が自分でKY活動シートを保存し、作業指示書に重点が取り込まれることを確かめています。
ほかのアプリも含めた11種の紹介は、施工管理アプリを Claude Code で作りましたにまとめています。
まとめ
- 作業指示書の欄は、基本、作業と人員の割り振り、注意事項、KYの重点、緊急連絡先の5つ
- 「明日の指示書を作る」で、現場名・職長・集合時刻と場所・緊急連絡先が引き継がれる
- KYの重点は、同じ日(なければ最新)のKY活動シートから取り込み、現場に合わせて書き足す
- 緊急連絡先は、つながる番号と病院かを必ず確かめる
作業指示書のアプリは、明日の分からすぐ使えます。自社の様式でほかの書類もアプリにしたくなったら、社員が自分でアプリを作れるようになる建設業向けの Claude Code 研修をご覧ください。
