現場アプリは、KY活動シート、作業日報、期限管理、工程表など10種に分かれています。朝に全部を開いて確かめるのは手間です。
そこで、各アプリの記録を集めて1画面に並べるダッシュボードを作りました。この記事では、画面の読み方と、朝礼の前にどう使うかを紹介します。
先に結論:朝に確かめたいことが1画面に出る
ダッシュボードを開くと、次のことが1画面で分かります。無料で、登録なしで使えます。
| 朝に知りたいこと | ダッシュボードの表示 | 元のアプリ |
|---|---|---|
| 期限が切れた資格や検査はないか | 期限切れの件数(赤) | 期限管理 |
| 1か月以内に期限が来るものは | 30日以内に期限の件数(黄) | 期限管理 |
| 今週、監督職員の確認はあるか | 7日以内の段階確認の件数 | 段階確認 |
| 遅れている作業はないか | 遅れている作業の件数 | 工程表 |
| 今月、何人入ったか | 今月の延べ人数 | 作業日報 |
| 今月、何回搬出したか | 今月の搬出の件数 | 搬出記録 |
| 朝礼と翌日の段取りの準備は | 今日のKY活動シートと、翌日の作業指示書の有無 | KY活動シート、作業指示書 |
ダッシュボード自体には何も入力しません。各アプリに入れた記録を読んで並べるだけです。まだ記録がない場合は、建設業の現場アプリ一覧から、毎日書く作業日報やKY活動シートを先に使い始めてください。

上に並ぶ6枚のカード
画面の上には、6つの数字がカードで並びます。数える対象は次のとおりです。
| カード | 数える対象 |
|---|---|
| 期限切れ(資格・検査) | 次の期限を過ぎた資格・免許と検査 |
| 30日以内に期限 | 30日以内に期限が来る資格・検査 |
| 7日以内の段階確認 | 7日以内に予定があり、まだ確認が済んでいないもの |
| 遅れている作業 | 「遅れ」または「予定より遅れ」の作業 |
| 今月の延べ人数 | 今月の日報の出面の合計 |
| 今月の搬出 | 今月の搬出の記録の件数 |
期限切れや遅れがあるカードは赤、期限が近いものは黄色、何もなければ緑で表示されます。カードを押すと、元のアプリが開きます。
段階確認のカードには、予定日を過ぎたのにまだ確認済みになっていない件数も、小さく表示されます。
下に並ぶ6つの欄
カードの下には、中身を確かめるための欄が並びます。
朝礼の欄
基準日のKY活動シートがあるかを表示します。ある場合は、重点にした危険のポイントと、チームの行動目標が並びます。
その下には、翌日の作業指示書ができているかが出ます。まだなら「作る」を押すと、作業指示書のアプリが開きます。
期限が近い資格・検査
期限の近い順に、対象、名称、期限、状態を6件まで表示します。状態は「あと10日」「3日超過」のように、残りの日数で分かります。
7日以内の段階確認・立会い
7日以内の予定を、日時、工種、方法、監督職員、状態とともに並べます。当日と翌日の予定は黄色で目立たせています。
工程の遅れ
遅れている作業の名前、期間、進み具合を並べます。遅れがなければ「遅れている作業はありません」と出ます。
施工計画書の進み具合
工事ごとに、19の記載事項のうちいくつが終わったかを「13 / 19」のような数字と棒で表示し、提出予定日も添えます。
今月の出面と搬出
今月の日報を日付順に並べ、日ごとの人数を表示します。隣には、搬出量を種類別に合計して並べます。
朝礼の前に見る順番
画面の上から順に見ていけば、朝の確認は済みます。
- 赤いカードがないかを見る。あれば押して、元のアプリで中身を確かめる
- 朝礼の欄で、今日のKY活動シートができているかを見る
- 翌日の作業指示書がまだなら、「作る」から作業指示書のアプリを開く
- 7日以内の段階確認の欄で、当日と翌日の予定(黄色)を確かめる
黄色のカードは、期限まで30日以内という意味です。赤ほど急ぎではないので、中身はその週のうちに確かめておけば間に合います。
基準日を変えて、別の日の状況を見る
画面のいちばん上に「基準日」があります。期限までの日数や工程の遅れは、この日を今日として計算します。
来週の月曜日を基準日にすれば、その日に期限切れになる資格や、その日から7日以内の段階確認が分かります。「今日にする」で今日に戻せます。
見本データを表示している間は、見本の最後の日(2029年9月18日)が基準日になります。記録の最新日と基準日が違うときは、「記録の最新日にする」ボタンも出ます。
数字が出ないときに確かめること
ダッシュボードの数字がおかしいと感じたら、原因はたいてい次の2つです。
別の端末で入力している
ダッシュボードは、同じ端末のブラウザに保存された記録を読みます。現場のタブレットで入力した日報は、事務所のパソコンのダッシュボードには出ません。別の端末の記録を見るには、バックアップを読み込むか、無料のアカウントに登録してください。
同じ端末の別のタブで入力した記録は反映されます。出ないときは「再読み込み」を押します。
元のアプリに入力されていない
表示するのは、各アプリに入力された内容だけです。期限管理に登録していない資格や、段階確認のアプリに入れていない予定は数えられません。カードが緑でも、登録漏れがあれば安心はできません。月に1回は、期限管理の一覧に作業員全員の資格が入っているかを見直してください。
このアプリも Claude Code で作りました
ダッシュボードは、10種のアプリを公開した後に追加しました。 は各アプリの記録の形を読み取り、期限や遅れの計算には、各アプリと同じ仕組みを使っています。そのため、ダッシュボードと各アプリで数字が食い違いません。
公開後には、本番の画面で基準日を2029年9月18日にして、30日以内の期限が2件、7日以内の段階確認が1件、延べ人数が21人と、見本の記録どおりに表示されることを確かめました。
どのカードを並べたいかは、現場によって違うはずです。搬出より出来形の合否を先に見たい現場もあるでしょう。社員が自分の現場に合わせた画面を作れるようになる建設業向けの Claude Code 研修も行っています。
ほかのアプリも含めた11種の紹介は、施工管理アプリを Claude Code で作りましたにまとめています。期限の計算のしかたは資格・検査の期限管理のアプリの記事、遅れの判定は工程表のアプリの記事で紹介しています。
まとめ
- ダッシュボードは、各アプリの記録を集めて、期限、段階確認、工程の遅れ、出面、搬出を1画面に並べる。無料で登録なし
- 朝は赤いカード、今日のKY活動シート、翌日の作業指示書、当日と翌日の段階確認の順に見る
- 基準日を変えると、その日時点の期限や遅れが分かる
- 数字が出ないときは、入力した端末と、元のアプリへの入力漏れを確かめる
見たい数字を自分の現場に合わせて並べ替えたくなったら、社員が自分でアプリを作る方法を学ぶClaude Code 研修の内容を見てみてください。
