段階確認や立会いは、監督職員の都合と現場の進み具合を合わせる必要があり、予定の管理と連絡に手間がかかります。それでいて、依頼の連絡文は毎回ほとんど同じです。
先に結論:予定を1つの一覧にまとめ、連絡文はその一覧から作る
予定と連絡文を別々に作ると、日時や工種を2回書くことになり、そこで書き間違いが起きます。予定の一覧を1つ作り、連絡文はその行から組み立てるようにすれば、書くのは1回で済みます。
| 困りごと | アプリでの扱い |
|---|---|
| 近い予定を見落とす | 7日以内の予定を画面の上にまとめて出す |
| 予定日までの日数が分からない | 「残り」の欄に日数を出す。3日以内は黄色、過ぎたら赤 |
| 依頼の連絡文を毎回書く | 予定ごとの「コピー」で、日時・工種・確認項目・方法を入れた文面をコピーする |
| 連絡したかどうか忘れる | 状態を「連絡済み」に変えて見分ける |
これをまとめて扱えるのが段階確認・立会い予定のアプリです。無料で、登録もいりません。

最初に入れるのは工事名と署名だけ
画面の上で、2つの項目を入れます。
- 工事名:連絡文の1行目に入ります
- 会社名・現場代理人:連絡文の最後に、署名として入ります
ここを一度入れておけば、あとは予定を足すたびに同じ工事名と署名が連絡文に入ります。
予定の一覧に何を書くか
列ごとの入れ方
「予定を追加」で行を増やし、次の項目を入れます。
| 列 | 入れる内容 |
|---|---|
| 予定日・時刻 | 例:2029年9月21日、13:30 |
| 工種・種別 | 例:道路土工(掘削工) |
| 確認項目 | 例:土質、変化位置 |
| 確認時期 | 例:土質の変化した時 |
| 監督職員 | 担当の監督職員の名前 |
| 方法 | 臨場/机上/遠隔臨場 |
| 状態 | 予定/連絡済み/確認済み/中止・延期 |
| メモ | 自由に書く |
方法の「遠隔臨場」は、現場に行かずに映像で確認する方法です。
残りの日数と並べ替え
右側の「残り」には、予定日までの日数が出ます。3日以内は黄色、予定日を過ぎたものは赤、確認済みは「済み」です。「日付順に並べる」を押すと、予定日と時刻の順に並べ替わります。
7日以内の予定
一覧の上には、7日以内の予定が「9月21日(金) L型側溝工」のように並びます。確認済みの予定と、中止・延期の予定は入りません。朝に画面を開いたとき、今週の分だけを見れば足ります。
依頼の連絡文をコピーする
予定ごとの「コピー」を押すと、次のような文面がコピーされます(見本)。
(工事名)
段階確認のお願い
日時:2029年9月21日(金) 13:30
工種・種別:L型側溝工
確認項目:基準高、幅
確認時期:据付完了時
確認の方法:遠隔臨場
上記のとおり段階確認をお願いいたします。
(会社名・現場代理人)
実際にコピーされる文面では、「段階確認のお願い」の後と、「上記のとおり」の前に空行が入ります。
メールやチャットに貼り付け、内容を確かめてから送ってください。送ったら状態を「連絡済み」に変えておくと、まだ連絡していない予定と見分けがつきます。
一覧は「CSV(表計算ソフトで開けるファイル)で書き出す」で保存でき、「印刷」で紙にもできます。同じ建設業向けの現場アプリには、工程表や工事写真台帳もあります。
始める前に決めること
段階確認の項目と頻度は、アプリには入っていません。発注者の監督基準と、監督職員との協議で決めた内容を入力します。着工の前に協議で決まった項目を一覧に書き出しておけば、あとは日付を入れていくだけです。
よくある失敗
- コピーした文面をそのまま送る:アプリは連絡文を送りません。貼り付けたあと、日時や項目が合っているかを必ず確かめてから送ります。
- 送ったあと状態を変えない:「予定」のままだと、連絡したかどうかがあとで分からなくなります。
- 終わった予定を放っておく:状態を「確認済み」にすると、文字が薄い色になり、7日以内の予定やダッシュボードの件数からも外れます。変えないと、近い予定の欄に残り続けます。
このアプリは Claude Code で作りました
段階確認のアプリで に頼んだのは、予定の管理に加えて、連絡の文面まで作ることでした。入力した内容から文面を組み立てるので、日時や工種の書き間違いが起きにくくなります。確認の方法に「遠隔臨場」を入れたのは、現場に行かずに映像で確認する方法も使われているためです。公開前には、予定日までの残り日数(「あと2日」など)が正しく出ることを確かめました。
連絡の文面や一覧の列は、発注者や社内のやり方で変えたくなるところです。社員が自分の業務のアプリを作れるようになる建設業向けの Claude Code 研修も行っています。ほかのアプリも含めた11種の紹介は、施工管理アプリを Claude Code で作りましたにまとめました。
まとめ
- 予定と連絡文を別々に書くと、日時や工種を2回書くことになる。一覧を1つにして、連絡文はそこから作る
- 7日以内の予定は画面の上にまとめて出る。「残り」は3日以内が黄色、過ぎたら赤
- 「コピー」で依頼文ができるが、送るのは自分で。内容を確かめ、送ったら「連絡済み」に変える
- 段階確認の項目と頻度は、発注者の監督基準と監督職員との協議で決めた内容を入れる
段階確認・立会い予定のアプリは無料で使えます。連絡の段取りを自社のやり方でアプリにしたいときは、建設業向けの研修の内容もご覧ください。
