週1時間の時間割
1店舗を想定した時間割です。合計60分を4回に分けています。
| 曜日 | 時間 | やること | 使う画面 |
|---|---|---|---|
| 月曜 | 10分 | 先週の数字と新しい口コミを見る | パフォーマンス、クチコミ |
| 水曜 | 25分 | 写真を撮り、投稿を作って予約する | スマートフォンのカメラ、投稿 |
| 金曜 | 15分 | 今週の口コミに返信する | クチコミ |
| 日曜 | 10分 | 翌週の営業時間と休業日を確かめる | ビジネス情報の編集 |
曜日は店に合わせて動かしてかまいません。決めておくのは「週のどこで、何分使うか」です。定休日の前日や、ランチとディナーの間の空き時間など、毎週決まってある時間にくっつけると抜けにくくなります。
4回に分けたのには理由があります。60分を1回で取ろうとすると、忙しい週にまるごと飛ぶ。10分なら、仕込みの合間でも取れます。
月曜10分:数字と口コミを見る
最初の10分は、手を動かす前に状況を見る時間です。
プロフィールの「パフォーマンス」を開くと、閲覧数、ルートを検索した人の数、通話ボタンが押された回数、ウェブサイトのクリック数などが見られます。表示されるのはその店に関係する指標だけで、期間を指定すれば推移も追えるとヘルプに書かれています。
のうち、来店に近いのはルートと通話です。
メモするのは3つで十分です。
1. 先週のルート検索の数
2. 先週の通話の数
3. 先週届いた口コミの件数と、星3つ以下があったか
星3つ以下の口コミがあれば、その場で返信せず、金曜までに事実を確かめておきます。スタッフに当日の様子を聞く時間を取るためです。
月初の月曜だけは、もう1つ見る場所があります。「検索」の指標です。どんな言葉で店が見つけられたかが分かります。この指標は毎月月初に更新され、表示までに5日ほどかかることがある、とヘルプにあります。月初の最初の月曜が1日や2日なら、翌週に回してください。
水曜25分:写真を撮って投稿を予約する
いちばん長いのは水曜。
最初の10分で写真を撮ります。今週の料理、入荷した商品、施術の道具、店先の季節の飾りなど、今週しか撮れないものを3枚ほど。上手でなくてかまいません。スマートフォンで十分です。
次の15分で投稿を作ります。投稿の種類は「最新情報」「特典」「イベント」の3つ。普段の話題は最新情報、期間限定の割引は特典、店でのイベントはイベントを選びます。
ここで使いたいのが予約の機能です。投稿を作るときに公開の日時を指定でき、毎週や毎月の繰り返しも設定できます。水曜に作っておき、週末のセールの前日に公開する、という組み方ができます。
投稿で気をつけることを、Googleのヘルプから3つ拾っておきます。
- 説明文に電話番号を書くと、不承認になる場合がある。電話をかけてほしいときはボタンを付ける
- 期間を設定していない投稿は、6か月たつとアーカイブされる
- 誤字や、付加価値のない文章、自動生成したような文章は避ける
投稿は公開されたあとに審査され、状態が「公開中」「審査待ち」「不承認」のどれかで表示されます。翌週月曜に数字を見るとき、ついでに先週の投稿が公開中になっているかも確かめてください。
「googleビジネスプロフィール 投稿」は月170回ほど検索されていて、投稿の仕方で迷う人は少なくありません。画面の操作で迷ったら
ログイン後ガイドを見てください。
金曜15分:口コミに返信する
金曜は返信だけ。ほかの作業は入れません。
について、Googleのヘルプはいくつか具体的な助言をしています。短く書く。すべての口コミに感謝を伝える必要はなく、必要に応じて返信する。返信は投稿した本人だけでなく大勢の人に届く。悪い口コミには、投稿者の個人情報を出さず、記録を確かめ、自分たちに非がないことまで責任を負わない。
15分で終わらせるこつは、返信する順番を決めておくことです。
1. 月曜に見つけた星3つ以下の口コミ(事実を確かめたもの)
2. 具体的な感想が書かれている口コミ
3. 星だけの口コミ(余裕があれば)
返信を送ると、Googleの審査を通ってから公開されます。ヘルプによると通常は10分以内ですが、長いと30日ほどかかる場合もあります。公開されると、口コミを書いた人に通知が届きます。
悪い口コミへの返信文の例や、削除を申請できる口コミの型は、
口コミ削除の記事に分けて書いています。ここで文例を覚えるより、金曜の15分を毎週守るほうが先です。
日曜10分:翌週の営業時間を確かめる
最後は日曜の10分。翌週の予定とプロフィールを見比べます。
- 祝日や臨時休業の予定があるか
- 貸し切りや研修で営業時間が変わる日があるか
- 季節で変わるメニューや料金を載せているか
入力する情報として、ヘルプには営業時間に加えて「特別営業時間」が挙げられています。祝日や年末年始の予定は、ここに入れておきます。
営業時間のずれは、来店したお客様が閉まったドアの前で困る原因になり、口コミにそのまま書かれることもあります。10分で済む確認を飛ばしたせいで、金曜の返信が増える。日曜の10分はそれを防ぐための時間です。
月に1回と季節ごとにやること
毎週の60分とは別に、次の作業を月の予定に入れておきます。
| いつ | 時間 | やること |
|---|---|---|
| 月初の週 | 20分 | 検索の指標を見て、店が見つけられた言葉を書き出す |
| 月末 | 15分 | 4週分のメモから、ルートと通話の合計を出す |
| 季節の変わり目 | 30分 | 古い写真を入れ替え、メニューやサービスの情報を直す |
| 半年に1回 | 30分 | 「ユーザーとアクセス権」で、辞めたスタッフや取引の終わった会社が残っていないか見る |
月初に書き出した言葉は、プロフィールの説明文やサービスの名前と見比べます。お客様が使っている言葉と、店が使っている言葉がずれていたら、店の側を合わせます。関連性を上げるために自分でできる、数少ない作業です。
季節の見直しのときは、自社サイトやグルメサイト、SNSに載せている店名、住所、電話番号の書き方も見比べます。表記をそろえることを
と呼びます。ほかのサイトに店の情報を載せてもらう
を増やしたときも、表記がばらばらだと、別のサイトで店を見つけたお客様が迷います。
最後の権限の確認は、忘れられがちです。オーナーは複数置けますが、メインのオーナーは1人だけ、とヘルプにあります。オーナーは人の追加と削除ができ、管理者はそれができません。辞めた人のアカウントがオーナーのまま残っていると、あとで困ります。
続かなくなる3つのパターン
止まる店には共通点があります。3つです。
社長しか操作できない
社長のアカウントでしかログインできないと、社長が忙しい週はすべて止まります。オーナーが他の人を管理者として招待すれば、パスワードを共有せずに投稿や口コミへの返信を任せられるとヘルプに案内されています。
水曜の写真だけでもスタッフに任せると、社長の作業は25分から15分になります。任せる人は管理者で追加し、オーナーにはしないでおきます。
投稿の話題が尽きる
「今週は書くことがない」という週はいずれ来ます。話題を毎回ゼロから考えるのをやめて、月ごとの型を決めておくと楽になります。
- 第1週:今月の新しいメニューや商品
- 第2週:スタッフや道具の紹介
- 第3週:よく聞かれる質問への答え
- 第4週:来月の予定や休業日
同じ型を翌月も回すだけなので、水曜に考える時間が減ります。スタッフに任せるときも、型が決まっていれば説明が短く済みます。作業の中身をそろえておく、いわゆる
です。
数字を見ないまま続ける
投稿も返信もしているのに、月曜の10分を飛ばしている店は、何が効いているか分からないまま半年が過ぎます。そうなると、続ける理由も、やめる理由も見つかりません。
月末にルートと通話の合計を出すだけでも、3か月並べれば増えているか減っているかは見えます。数字が動かないなら、投稿の中身か、狙っている言葉を見直す合図です。外注を考えるときも、この合計があれば
(かけたお金に対してどれだけ戻ってきたか)を比べる土台になります。
自力で続けるのが難しくなったと判断する目安
ここからが、もう1つの本題です。
先に断っておくと、「競合が何店を超えたら外注」「口コミが何件差なら外注」という公式の基準はありません。Googleも順位の計算方法は公開していません。以下は、社長が自分の店を見て判断するための観点です。数字はすべて、考え方を説明するための例です。
時間割が止まった週を数える
まずは止まった回数。直近4週で、4回の作業のどれかを飛ばした週が何週あったかを数えます。
たとえば4週のうち2週止まっているなら、時間割の組み方か、担当の置き方を変える時期です。曜日を変えても、スタッフに任せても止まるなら、社内の時間がそもそも足りていないと考えられます。
上位の店との口コミ数の差を、年数に直す
知名度の判断にはクチコミの数なども使われ、クチコミ数が多く評価の高いビジネスはランキングが高くなる。ヘルプにはそう書かれています。
そこで、実際にお客様が使いそうな「地名+業種」で検索し、
(地図と一緒に並ぶ上位の枠)に出てくる店の口コミ数を見ます。自分の店との差を、今の増え方で割ってみてください。
たとえば、上位の店との差が90件で、自分の店は月に3件ずつ増えているとします。差が縮まらない前提でも、追いつくのに30か月、2年半かかります。相手の店も口コミを増やしていれば、もっと長くなります。
この年数が長すぎると感じるなら、今の週1時間では足りないということです。口コミを増やす段取りに時間を足すか、外の手を借りるかを考えます。ただし、特典と引き換えに口コミを頼むことは、Googleのヘルプで虚偽のエンゲージメントとして固く禁じられています。急いで差を埋めようとして、ここを越えないでください。
返信していない口コミがたまる
金曜の15分で返しきれない口コミが、毎週残るようになったら、それも目安です。口コミが増えているのは良い状態ですが、返信が1か月以上遅れる状態が続くなら、作業量が時間割を上回っています。
検索に出る競合の顔ぶれが変わる
月に1回、同じ「地名+業種」で検索して、上位に並ぶ店を書き留めておきます。新しい店が増えた、写真や投稿を頻繁に更新している店が上に来た、という変化が続くなら、週1時間で守れる状況ではなくなっているかもしれません。
店の数そのものより、「更新を続けている店」が何店あるかを見てください。放置されたプロフィールがいくら並んでいても、競争相手にはなりにくいからです。
店舗が増える、または規制のある業種
2店舗目を出す予定があるなら、時間割は単純に2倍になります。1人で回せる量かどうか、出店前に考えておきます。
医療や金融など規制のある業種も、自分だけで続けるのが難しくなりやすい分野です。投稿ポリシーを読むと、規制対象の業界は投稿そのものは使えても、商品に関するコンテンツを含められないと書かれています。加えて業界ごとの広告の決まりもあり、投稿の書き方に気を使う分、時間がかかります。
外注に切り替えるときの線の引き方
全部を外に出す必要はありません。作業を分けます。外に出しやすいものから順に出します。
| 作業 | 社内に残す | 外に出しやすい |
|---|---|---|
| 写真の撮影 | ○ | |
| 臨時休業や営業時間の連絡 | ○ | |
| 口コミの事実確認(その日の様子) | ○ | |
| 投稿の文章づくりと予約 | | ○ |
| 口コミ返信の下書き | | ○ |
| 月ごとの数字のまとめ | | ○ |
| 検索に出る競合の定点観測 | | ○ |
社内に残すのは、店にいる人にしか分からないことです。写真の素材がなく、休業日の連絡も遅れる状態では、外注先も投稿の作りようがありません。
外に出しやすいのは、文章を書く、まとめる、比べる作業です。社長の週60分のうち、水曜の投稿づくりと金曜の返信だけで40分あります。ここを任せると、社長に残るのは写真を送ることと、月曜に数字を読むことになります。
権限はオーナーを自社に残す
外注するときの権限の渡し方は、先に決めておきます。ヘルプの権限の表を見ると、管理者は投稿の作成や口コミへの返信、写真の追加ができますが、ユーザーの追加と削除、プロフィールの削除はできません。代行会社は管理者として招待し、オーナーは自社のアカウントのままにしておくのが安全です。
また、新しく追加されたオーナーや管理者は、7日ほど一部の操作ができないとヘルプに書かれています。切り替えの週は、この期間を見込んでおきます。
任せる前に、自分でやった記録を残す
外注の見積もりを取る前に、自分で時間割を回した記録を2〜3か月分残しておくと、話が早くなります。投稿した回数、返信した件数、ルートと通話の推移です。
記録があれば、「月に何回の投稿と何件の返信を任せたいか」を自分の言葉で伝えられます。費用の相場や、見積もりで確かめる質問は
MEO対策の費用と相場に書いてあるので、そちらと合わせて読んでください。
「一部だけ任せる」を選べるか
外注先を選ぶときは、全部おまかせのプランしかないのか、作業の一部だけを頼めるのかを確認します。社内に写真を撮れる人がいるなら、文章と返信だけを頼むほうが、社内の手も費用も無駄になりません。
の中には、
の提供が中心のところもあれば、担当者が投稿や返信まで書くところもあります。どこまで人の手が入るかで料金も変わります。自分で回した記録と、上の表のどこを任せたいかを持って、比べてください。
エクスバンクのMEO対策サービス
参考までに、弊社のプランを載せておきます。
| プラン | 月額 | 内容 |
|---|---|---|
| 1店舗プラン(基本) | 3万円(税別) | 投稿運用、月次レポート |
| 1店舗プラン+口コミ集め | 5万円(税別) | QRコードやSMSで口コミをお願いする仕組みの導入、口コミ返信の代行 |
| おまかせ完全代行 | 8万円〜(税別) | 投稿、口コミ、情報の更新、レポートまで全部 |
| 複数店舗・チェーン本部 | 1店舗あたり1万円〜(税別) | 10店舗以上を本部から一括管理 |
最低契約期間は6か月で、その後は月単位で解約できます。解約時にはお預かりした情報を返却し、削除します。お金や特典と引き換えの口コミ集めと、重複登録はやりません。Googleのルールに反するからです。
この記事の表でいえば、基本プランは水曜の投稿づくりと、月ごとの数字のまとめを任せる形に近く、口コミ集めのプランは金曜の返信まで含みます。写真や休業日の連絡は、どのプランでも店舗の方にお願いしています。詳しくは
MEO対策サービスのページをご覧ください。
今週から始めるなら
最後に、今週やることを3つに絞ります。
1. プロフィールの「ユーザーとアクセス権」を開き、自分がオーナーになっているか確かめる
2. カレンダーに、月曜10分、水曜25分、金曜15分、日曜10分の予定を入れる
3. 最初の月曜に、ルート検索と通話の数をメモする
4週続けたら、止まった週を数えてください。止まらなかったなら、そのまま自分で続けて大丈夫です。止まったなら、どの曜日が止まったかを見れば、社内の誰に任せるか、外に出すなら何からかが見えてきます。
週1時間の時間割を社内で回すのが難しいときは、日々の投稿や口コミ集めを任せられる
MEO支援 も行っています。