DKIM セレクタDKIM Selector
DKIM セレクタは、1つのドメインで複数のDKIM公開鍵を管理するための識別子で、DNSの「セレクタ._domainkey.ドメイン名」形式で公開鍵を分離します。RFC 6376で定義されています。
詳細解説
DKIM セレクタは、DKIM-Signature ヘッダーの s= タグで指定される文字列で、同一ドメインで複数の鍵ペアを並行運用したり、鍵ローテーションをスムーズに行ったりするために使われます。たとえば d=exbk.jp; s=2026q2 とあれば、受信側は 2026q2._domainkey.exbk.jp の DNS TXT レコードから公開鍵を取得します。セレクタ名はベンダー固有の慣習があり、Google は google、Mailchimp は k1、SendGrid は s1・s2 のような名前が使われます。鍵ローテーションでは新セレクタを公開→送信側で切替→旧セレクタは1〜2週間後に削除、という手順が安全です。1ドメインで複数のメールベンダーを使う場合もセレクタで衝突を回避できます。
実装例 / 使い方
- 01google._domainkey.exbk.jp で Google Workspace の公開鍵を公開
- 02鍵ローテーション: 2026q1 → 2026q2 へ移行し旧セレクタは2週間後に削除
- 03Mailchimp と SendGrid を併用する際は k1 と s1 でセレクタを分離
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