「Claude Code 活用事例」の検索数は、2025年の夏まで月に数十回でした。それが2026年8月には月1,300回です。「Claude Code 非エンジニア」も月390回ほど検索されています(ラッコキーワードで調べた数字)。

名前に「Code」とあるので、プログラマーの道具だと思われがちです。私はプログラムを書く人間ではありません。それでも毎日使っています。この記事では、弊社で実際に任せている仕事を書きます。削減できた時間の数字は、きちんと測っていないので書きません。

Claude Codeは何をするAIか

は、パソコンの中のファイルを自分で開いて、読んで、書き換えながら作業するAIです。

のような対話型のAIとの違いは、手を動かせるかどうかです。対話型のAIは、文章を返してくれるところまで。Claude Codeは「このフォルダの請求データを読んで、取引先ごとに下書きを作って」と頼むと、実際にファイルを開いて下書きを作ります。社員に仕事を頼む感覚に近いです。

実際に任せている仕事

月初の請求書の下書き

毎月、取引先ごとに請求書を作ります。以前は、広告費の集計表を見ながら手で金額を入れていました。

いまはClaude Codeに「先月分の請求書を作って」と頼むと、集計データを読み、会計ソフトに請求書の下書きを作り、PDFを保存し、メールの下書きまで用意します。私がやるのは、金額を確認して送信ボタンを押すことだけです。

メールとチャットの返信案

弊社は、Gmailが2つ、会社のメールが3つ、Chatwork、LINEと、連絡の窓口がばらばらです。どこかで返信を忘れるのが一番こわい。

そこで、全部の窓口に届いたメッセージを案件ごとにまとめ、「まだ返していないもの」を一覧にして、返信の案まで書かせています。案をそのまま送ることはほとんどありません。言い回しは自分で直します。それでも、ゼロから書くよりずっと早いです。

日報のまとめ

1日の終わりに、その日に触ったファイルを見て日報の下書きを作らせています。自分では忘れていた小さな作業まで拾ってくれるので、翌日の段取りが立てやすくなりました。

ブログ記事の下調べ

この記事もそうです。どんな言葉がどれくらい検索されているか、上位の記事にどんな見出しが並んでいるかをClaude Codeに調べさせ、表にまとめさせています。下書きもAIに書かせたうえで、AIっぽい言い回しを消すチェックを通し、最後に私が読んで直してから出しています。

ホームページの管理

自社サイトのデータを別のパソコンに引っ越したり、どのページが検索で読まれているかを調べたりする作業も頼んでいます。専門の制作会社に頼んでいた種類の作業を、社内で片付けられる場面が増えました。

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任せていない仕事

ここが一番大事なところです。弊社では、次の作業をAIに単独でやらせない決まりにしています。

  • お客様へのメールやメッセージの送信
  • 請求書の発行
  • ホームページへの公開
  • データの削除

どれも、一度やったら取り消せない作業です。AIは自分の作業に自信を持ちすぎることがあって、確認を飛ばして次に進もうとします。だから、下書きまではAI、確認して最後のボタンを押すのは人間、と線を引いています。この線引きにたどり着くまでの失敗はAIに仕事をどこまで任せていいかに書きました。

はじめるなら、どの仕事からか

最初の1つは「毎月同じ手順で、間違えても下書きで止まる仕事」がいいと思います。請求書の下書き、定例の報告書、会議メモの清書あたりです。

逆に、最初からお客様に直接届く仕事を任せるのはおすすめしません。AIの癖が分からないうちに事故が起きると、社内で「やっぱりAIは使えない」という空気になって、そこで止まってしまいます。

社内でどう使い始めるか迷っている会社向けに、エンジニアではない方のためのClaude Code 業務活用講座も開いています。