プラン対象月払いの料金年払いの料金Claude Code
Free個人0ドルなし含まれない
Pro個人月20ドル月17ドル相当(200ドル前払い)含まれる
Max 5x個人月100ドルなし(月払いのみ)含まれる
Max 20x個人月200ドルなし(月払いのみ)含まれる
Team Standard席2〜150人の組織1人月25ドル1人月20ドル含まれる
Team Premium席2〜150人の組織1人月125ドル1人月100ドル含まれる
Enterprise組織年払いのみ1席20ドル+使った分をAPI料金で含まれる
料金を決める前に、社内のどの仕事をAIに任せるかを整理しませんか?
細マッチョ企業診断 / 3 分 8 問
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個人プランと法人プランの契約の違い

月額だけを比べると、Proの月20ドルはTeam Standard席の月25ドルより安く見えます。それでも会社で使うならTeam以上を勧めるのは、適用される規約が違うからです。 Claude Codeの公式ドキュメントには、FreeとProとMaxの利用者には個人向けの規約(Consumer Terms)が、TeamとEnterpriseとAPIの利用者には法人向けの規約(Commercial Terms)が適用されると書かれています。この違いが、社長にとっていちばん大事なところです。

入力した内容の学習

AIの会社は、利用者が入力した文章や作らせた結果を、次のAIを賢くするための材料(学習データ)に使うことがあります。 個人向けのプランでは、この扱いが利用者本人の設定で決まります。公式ドキュメントには、Free、Pro、Maxのアカウントで設定がオンになっている場合、Claude Codeで使ったデータも含めて新しいモデルの学習に使うと書かれています。設定はいつでも変えられ、使わせない選択()もできます。 困るのは、この設定が社員一人ひとりの手元にあることです。10人がそれぞれProを契約していたら、10人全員の設定を会社が確かめる手段はありません。 法人向けの規約では、Anthropicは法人向けの規約のもとでClaude Codeに送られたコードや指示を学習に使わないと書かれています。例外は、会社側が自分から学習用にデータを提供すると選んだ場合です。料金ページのTeamの欄にも、標準では内容をモデルの学習に使わないと書かれています。 取引先の名前が入った資料や、見積もりの数字をAIに読ませるなら、この差は小さくありません。社員が扱うデータに個人情報が含まれる場合は、への対応を考えるうえでも、会社がまとめて管理できる契約のほうが説明しやすくなります。

データの保存期間

Anthropicが入力内容を保存しておく期間()も、契約によって違います。 | 契約の種類 | 保存期間 | |---|---| | 個人向け(学習への利用を許可した場合) | 5年 | | 個人向け(学習への利用を許可しない場合) | 30日 | | 法人向け(Team、Enterprise、API)の標準 | 30日 | ※2026年9月15日にClaude Codeの公式ドキュメント「Data usage」で確認。 Enterpriseでは、条件を満たした組織に限り、サーバー側にデータを残さない「Zero data retention」を使えると書かれています。ただし標準のEnterpriseプランには含まれず、Anthropicの担当者が組織ごとに条件を確かめたうえで有効にする仕組みです。 もう一つ、Claude Codeを動かしたパソコンの側にも、作業の記録が標準で30日間残ると書かれています。社員のパソコンを入れ替えるときや退職するときに、この記録の扱いを決めておくと安心です。

管理と支払い

Teamの料金ページには、請求と管理を一か所にまとめられることと、会社のアカウントでまとめてログインするシングルサインオンが並んでいます。Enterpriseには、それに加えて、誰がいつ何をしたかを残すや、社員アカウントの追加と削除を自動で揃える仕組み(SCIM)が載っています。 個人のProを人数分契約すると、請求が社員の数だけばらばらに届き、退職した人のアカウントを止めるのも本人任せになります。Teamなら、支払いも席の割り当ても管理者の画面でまとめて扱えます。月払いで比べた1人あたり5ドルの差は、この管理の手間と規約の違いに払う代金だと考えると、比べやすくなります。

人数別の月額試算

ここからは、公式の料金をそのまま掛け算した数字です。税と為替は含めていません。

社員5人の場合

仮に5人全員をTeamのStandard席にして月払いにすると、25ドル×5人で月125ドルです。 同じ5人で年払いにすると、20ドル×5人で月100ドル相当になり、1年分は1,200ドルです。月払いで12か月続けた場合は1,500ドルなので、差は300ドルになります。 年払いは安くなる代わりに、1年分の約束をすることになります。最初の数か月は社内で使い方が固まらないことも多いので、はじめは月払いで様子を見て、使う人と使い方が決まってから年払いに切り替える順番が無理のないやり方です。

使う量に差がある場合

5人のうち1人だけが毎日長い時間使い、残りの4人は週に何度か使う程度だとします。 仮に4人をStandard席、1人をPremium席にして月払いにすると、25ドル×4人+125ドル×1人で月225ドルです。年払いなら20ドル×4人+100ドル×1人で月180ドル相当、1年で2,160ドルです。 全員をPremium席にすると月払いで月625ドルになります。使う量が少ない社員にPremium席は要らないので、最初は全員をStandard席にして、上限に何度も当たる人だけを後から上げるほうがむだが出にくくなります。

社員10人の場合

仮に10人全員をTeamのStandard席にして月払いにすると、25ドル×10人で月250ドルです。年払いなら20ドル×10人で月200ドル相当、1年で2,400ドルです。 ここまでの数字を表に並べます。 | 人数と席の組み方 | 月払い | 年払い(月あたり) | 年払い(1年分) | |---|---|---|---| | Standard 5人 | 月125ドル | 月100ドル | 1,200ドル | | Standard 4人+Premium 1人 | 月225ドル | 月180ドル | 2,160ドル | | Standard 10人 | 月250ドル | 月200ドル | 2,400ドル | ※公式の料金(2026年9月15日確認)を掛け算した数字。税は含まれません。 Enterpriseは、席代に加えて使った分の料金がかかるため、同じように掛け算だけでは月額が出せません。社員の使い方が見えてから、営業窓口に見積もりを頼むのが現実的です。

個人のProを人数分契約した場合との差

同じ5人に個人のProを1つずつ月払いで契約すると、20ドル×5人で月100ドルです。TeamのStandard席を月払いにした月125ドルより、月25ドル安くなります。年払いで比べると、Proは1人200ドルの前払いなので5人で1,000ドル、TeamのStandard席は5人で1,200ドルです。 たくさん使う人の場合も比べておきます。個人のMax 5xはProの5倍使えて月100ドル、TeamのPremium席はStandard席の5倍使えて月払いで月125ドルです。倍率の基準がProとStandard席で違うので、同じ量とは言い切れませんが、ここでも個人プランのほうが表示の金額は安くなります。 金額だけなら個人プランが安い。それでも会社の資料を読ませる使い方なら、先に書いた学習の扱いと管理の違いがあるので、Teamの差額は払う意味があります。

使いすぎたときの追加料金

どのプランにも、使える量の上限があります。公式の料金ページでは、上限は5時間ごとの区切りで回復すると説明されています。Claude Codeとチャットの利用分は同じ上限を分け合う形です。 ラッコキーワードの質問検索(2026年9月15日取得)で「Claude Code 料金」を調べると、いちばん需要が高かった質問は「Proでどれくらい使えるか」でした。料金ページでは、使える量は回数ではなく「Proの5倍」「Standard席の5倍」のような倍率で説明されています。何回使えるという書き方はされていません。契約前に回数で見積もるのは難しいので、まず少人数で1か月使い、上限に当たる頻度を見てから席の種類を決めるのが確かです。 上限に達すると、その区切りが回復するまで作業が止まります。止めたくない場合のために、追加の利用分(usage credits)を買う仕組みがあります。 個人向けのProとMaxでは、追加の利用分は標準の設定ではオフになっていて、本人が設定画面でオンにします。料金は標準のAPI料金で、月に使う上限額を自分で決められます。 Teamと、席で契約するEnterpriseでは、組織のオーナーが設定します。Teamでは、オーナーが追加の利用分を前もって買い、組織全体の月の上限額と、社員一人ごとの月の上限額を決められます。席で契約するEnterpriseでは、その月に実際に使った分が月末にまとめて請求されます。 社長が気にするべきなのは、この上限額をいくらにするかです。上限額を決めずにオンにすると、請求額が読めなくなります。反対に、追加の利用分をオフにしたままにしておけば、毎月の支払いは席代だけで止まります。導入して最初の月はオフのままにしておき、「上限に当たって困った」という声が出た社員の分だけ、社員ごとの上限額を決めてオンにする順番が安全です。

Claude Codeが要る社員と要らない社員の線引き

全社員に有料の席を買う必要はありません。線を引く基準は、その社員がパソコンの中のファイルをAIに扱わせる仕事を持っているかどうかです。 Claude Codeが向くのは、同じ手順を毎月くり返していて、途中までをAIに任せられる仕事です。月初の請求書の下書き、複数の窓口に届いたメールの返信案、日報のまとめなど、エクスバンクで実際に任せている仕事は活用事例の記事に書いています。こうした仕事を持つ社員には有料の席が要ります。 一方、たまに文章の言い回しを相談する程度なら、Claude Codeの席は要りません。ただし、無料のFreeプランは個人向けの規約なので、会社の資料や取引先の情報を入れる使い方には向きません。社員に無料プランを使わせるなら、会社の情報を入れないという決まりとセットにしてください。 席を買う人数は、はじめは少なくてかまいません。Teamは2人から契約できます。社内で最初に使う2人か3人を決め、どの仕事がどれだけ速くなったかを見てから人数を増やすと、使われない席に払い続ける事態を避けられます。投資に対して何が返ってきたか()を測るにも、少人数で始めたほうが比べやすくなります。

月額以外にかかるお金と手間

契約の金額だけで予算を組むと、あとで足りなくなります。見落としやすいのは次の二つです。 一つは、社員が使い方を覚えるまでの時間です。Claude Codeへの指示は普通の日本語で出せますが、最初の設定と、どの作業を任せてよいかの決まりづくりには手間がかかります。席を買っても誰も使わない状態は、月額を払い続けるいちばんもったいない形です。 もう一つは、社内の決まりをつくる手間です。エクスバンクでは、お客様へのメール送信、請求書の発行、ホームページへの公開、データの削除をAIに単独でやらせない決まりにしています。どれも一度やったら取り消せない作業だからです。この線引きにたどり着くまでの失敗はAIに仕事をどこまで任せていいかに書きました。 使い方を社内だけで覚えるのが難しい場合に向けて、エクスバンクではClaude Code 業務活用講座を開いています。受講料は次のとおりです。 | 講座のプラン | 受講料 | 講義時間 | |---|---|---| | Aプラン | 1人30万円(税別) | 10時間 | | Bプラン | 1人40万円(税別) | 15時間 | 受講はZoomでのライブ形式で、録画は受講後12か月間見返せます。プログラミングの経験は要りません。法人での受講は、請求書払いと複数名でのまとめ受講に対応しています。全モジュールを修了した方には修了証を発行します。キャンセルは、開講14日前までなら全額返金、7日前までなら50%返金、それ以降は返金できず録画視聴への振替になります。 講座の受講料は、Claude Codeの契約料金とは別にかかります。Anthropicへの支払いは講座に含まれていないので、受講する社員の分の有料プランは会社で用意してください。

契約前の確認項目

最後に、契約の画面を開く前に社内で決めておくことを並べます。 - Claude Codeを使う社員は誰で、何人か - その社員に任せる仕事は何か(同じ手順をくり返す仕事か) - 個人プランにするか、Team以上にするか(会社の資料を読ませるならTeam以上) - 月払いで始めるか、年払いにするか - 追加の利用分をオンにするか、する場合の組織全体と社員ごとの上限額 - AIに単独でやらせない作業の決まり - 社員が退職するときの席とパソコン内の作業記録の扱い この中で後回しにされやすいのが、AIに単独でやらせない作業の決まりです。料金は後から席を増やしたり減らしたりして調整できますが、取り消せない作業で起きた事故は戻せません。 どのプランにするか迷ったら、Teamを2人か3人のStandard席で、月払いから始めるのが無理のない入り方です。月125ドルを超えない範囲で、5人までは試せます。社員の使い方が見えてから、Premium席を足すか、年払いに切り替えるか、Enterpriseを相談するかを決めれば間に合います。 Claude Code自体の始め方や、AIを業務の中に組み込む全体の流れはAIエージェントの作り方にまとめています。