• 過去の作業のサンプルと成功事例を紹介してもらえるか
  • Google検索の基本事項に準拠しているか
  • 期待される結果とその時期、成果をどう測るのか
  • 同業種や、該当する地域でどんな実績があるか
  • 創業年数はどれくらいか
  • サイトに加えたすべての変更と、アドバイスの理由を伝えてくれるか
  • 自社のビジネスに関心を持っているか
  • 頼んでもいないのに「検索エンジンに登録されていない」と営業メールを送ってくる
  • 何千もの検索エンジンへの登録申請で効果が出ると宣伝する
  • やっていることを隠す、目的を説明しない
SEOを外に頼む前に、自社で決めておくことを3分で整理しませんか?
細マッチョ企業診断 / 3 分 8 問
診断する

見積もりの前に社内で決めること

見積書を比べる前に、社内で3つのことを決めておくと、比べる軸がそろいます。

何のためにSEOをするか

問い合わせを増やしたいのか、採用の応募を増やしたいのか、既存のお客様からの信頼を高めたいのか。目的が違えば、狙う言葉も、作る記事も変わります。「アクセスを増やしたい」だけで依頼すると、問い合わせにつながらない言葉で数字だけが伸びることがあります。

何の数字で良し悪しを決めるか

順位、検索からの訪問数、問い合わせの数。どれで判断するかを決めておきます。社長が本当に見たいのは、おそらく(問い合わせや資料請求など、サイトで起きてほしい行動)の数だと思います。ただ、SEOで問い合わせが増えるまでには時間がかかるので、途中の目安として順位や訪問数も一緒に見る、と決めておくと現実的です。 計測にはとSearch Consoleを使います。どちらも自社のアカウントで用意し、業者には権限を渡す形にしてください。理由は後の章で書きます。

社内の窓口を誰にするか

SEOを外注しても、社内の仕事はゼロになりません。記事の内容を確認する人、専門的な質問に答える人、サイトの修正を承認する人が必要です。窓口が決まっていないと、業者から質問が来ても返事が遅れ、そのぶん作業が止まります。

見積書で点検する項目

本題です。見積書を受け取ったら、次の項目を1つずつ確かめてください。費用の相場そのものは、この記事では深く扱いません。AI検索向けの対策を含む費用の目安はAIO対策の費用はいくら?で、Googleマップ集客の費用はMEO対策の費用はいくら?で詳しく書いています。

作業の書き方

ここが一番大事です。見積書に「SEOコンサルティング一式」「内部対策」とだけ書かれていたら、中身を分けて書いてもらってください。 確かめやすい書き方は、たとえば次のような形です。 | 書き方の例 | 確かめられるか | |---|---| | 内部対策一式 | 何をしたか確かめられない | | タイトルと説明文の見直し 月20ページ | 確かめられる | | コンテンツ支援 | 何本作るのか分からない | | 記事の新規作成 月4本(1本あたりの字数の目安つき) | 確かめられる | | レポート | 中身が分からない | | 月1回の報告書と30分の打ち合わせ | 確かめられる | 回数と成果物が書いてあれば、月末に「今月は何をしてもらったか」を照らし合わせられます。書いていなければ、作業が減っても気づけません。

記事の作り方と確認の回数

記事を作ってもらう場合は、誰がどうやって書くのかも聞いておきます。社長や社員への聞き取りをするのか、手直しは何回までか、公開前に誰が確認するのか。 Googleのスパムポリシーには、という項目があります。検索順位の操作を主な目的として、読み手にほとんど価値のないページを大量に作ることを指し、作り方は問わない、と書かれています。生成AIを使うこと自体が問題なのではありません。記事の本数だけが多く、自社にしか書けない内容が入らない進め方には注意してください。

被リンクの取り方

見積書に「外部対策」や「被リンク獲得」とあれば、どこから、どうやってを得るのかを具体的に聞いてください。 Googleのスパムポリシーは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買を、リンクスパムの例に挙げています。リンクそのものやリンクを含む投稿に金銭をやり取りすること、リンクと引き換えに物品やサービスをやり取りすること、などです。広告として出すリンクに、決められた属性を付けている場合は違反にならない、とも書かれています。 スパムポリシーに反する手法は、サイトの検索結果での見え方を悪くします。場合によってはインデックスから削除されることもある、と先ほどの業者選びのページに書かれています。説明を濁す会社は、候補から外すのが無難です。

誰が作業するか

打ち合わせに来た担当者が、実際の作業もするとは限りません。記事の作成や分析を、別の会社や個人に任せていることもあります。それ自体は珍しくありませんが、誰が作業するのか、自社の情報がどこまで渡るのかは、見積もりの段階で聞いておきましょう。

月額に含まれないもの

月額の外で請求されやすい費用も確かめます。 - 記事の追加や、字数が増えたときの料金 - 写真やイラストの費用 - サイトを直す作業(業者が直すのか、自社の制作会社が直すのか) - 分析ツールの利用料 - 初期の診断や戦略づくりの費用 特にサイトの修正は、誰が手を動かすのかで話が変わります。提案だけで実際の修正は自社側、という契約なら、別に制作会社の費用がかかります。

報告の中身

毎月の報告で何を見せてもらえるかも、見積もりの段階で決めておきます。社内で決めた数字が報告に入っているか、実施した作業の一覧が付くか、翌月に何をするかが書かれるか。順位の一覧だけの報告では、作業との関係が見えません。

契約書で点検する条項

見積書に納得したら、次は契約書です。ここから先は法律が関わる話なので、一般的な確認の観点にとどめます。金額が大きい契約や、条項の意味に迷う場合は、弁護士などの専門家に見てもらってください。

契約期間と自動更新

最初に見るのは、契約期間と、期間が終わったあとの扱いです。 - 最低契約期間は何ヶ月か - 期間が終わると自動で更新されるか - 更新しない場合、何日前までに、どの方法で伝える必要があるか 自動更新の条項は、読み飛ばされやすいところです。仮に「期間満了の2ヶ月前までに書面で申し出がない場合、同じ条件で1年更新」と書かれていたら、気づいたときには次の1年分が決まっている、ということも起こりえます。更新を止める期限を、社内のカレンダーに入れておくと安心です。

途中でやめるときの条件

最低契約期間の途中でやめたくなったら、どうなるか。残りの月数分を払うのか、一定の違約金を払うのか、途中解約そのものができないのか。書き方は会社によって違います。 SEOは結果が出るまで時間がかかるので、ある程度の期間を約束すること自体は不自然ではありません。確かめたいのは、作業が約束どおりに行われなかったときにも同じ条件が適用されるのか、です。

記事や画像の権利

業者に書いてもらった記事や、作ってもらった画像の権利が、誰のものになるかを確かめます。 契約書に、納品や支払いの時点で著作権が自社に移ると書かれていれば、解約後も記事を使い続けたり、手直ししたりしやすくなります。何も書かれていない場合や、業者側に権利が残ると書かれている場合は、解約後の扱いを契約前に聞いてください。記事はSEOの一番の財産なので、ここを曖昧にしたまま契約するのは避けたいところです。

アカウントの持ち主

見落とすと解約のときに一番困るのが、アカウントの持ち主です。対象になるのは、次のようなものです。 - Search Console - GA4 - ドメイン - サーバー - サイトの管理画面(WordPressなど) Search Consoleのヘルプによると、権限には所有者とユーザーがあり、他の人に権限を付けられるのは所有者だけです。所有者は、他のユーザーの追加や削除、設定の変更、すべてのデータの表示ができます。 ですから、所有者は自社のまま、業者はユーザーとして追加する形が基本です。ヘルプには、確認済みの所有者は権限を下げられず、削除するしかないとも書かれています。業者の担当者が所有者になっていると、解約のときに整理する手間が増えます。ドメインやサーバーも同じで、契約者の名義が自社になっているかを確かめてください。

秘密保持と再委託

SEOの作業では、アクセスの数字や問い合わせの件数、場合によっては売上の情報まで業者に見せることになります。を結ぶか、契約書に秘密保持の条項があるかを確かめます。 作業を別の会社に任せる場合に、事前の承諾が必要かどうかも見ておきましょう。

ルール違反の手法を使わない約束

契約書やその付属の書面に、Googleのスパムポリシーに反する手法を使わない、と書いてもらえるかを聞いてみるのも一つの方法です。書いてもらえたからといって安心とは言い切れませんが、相手がこの話題にどう反応するかで、姿勢は見えます。 あわせて、業者の作業が原因でサイトの評価が下がった場合に、誰が何をするのかも確かめておきます。責任の範囲は契約書で限定されていることが多いので、どこまで対応してもらえるのかを事前に知っておくことが大切です。

成果報酬型の契約で見るところ

「seo対策 成果報酬」を調べる社長も増えています。ラッコキーワードで見ると、この言葉の検索数は月30回と少ないものの、2026年8月は月50回でした。成果が出たときだけ払う形は、初めて外注する社長には魅力的に見えます。ただ、契約書の書き方しだいで、得にも損にもなります。成果報酬の集客全体については成果報酬で集客する完全ガイドでまとめています。ここではSEOの契約に絞ります。

何を成果とするか

成果報酬型のSEOでは、特定の言葉で何位以内に入ったら費用が発生する、という形がよく見られます。確かめたいのは、その言葉が問い合わせにつながる言葉かどうかです。 たとえば仮に、検索する人がほとんどいない言葉で成果が決まっているとします。複数の語を組み合わせたの中でも、特に検索数の少ないものです。順位は上がりやすく、費用は毎月発生します。けれど、その言葉から問い合わせが来ることはほとんどありません。狙う言葉の検索数と、その言葉で検索する人が自社のお客様になりうるかを、契約前に一緒に確かめてください。

言葉を誰が決めるか

狙う言葉を業者が選ぶのか、自社が選べるのか。途中で変えられるのか。ここが業者任せだと、成果の定義そのものを業者が決めることになります。

月の上限と数え方

成果の数え方は契約によって違います。どの形でも、月の上限額が決まっているかを確かめます。狙う言葉が多いと、全部が上位に入った月に想定より大きな請求になることがあります。 順位を、どのツールで、どの端末とどの地域ので測るのかも決めておきましょう。測り方が違うと、同じ日でも順位は変わります。

施策の中身が見えるか

成果報酬型でも、何をしたかの報告は受け取ってください。成果に対して払う契約だと、作業の中身を見せない業者もあります。順位を上げるために、Googleのルールに反する手法が使われていないかを確かめる手段がなくなります。影響を受けるのは自社のサイトです。

見積もり2社の比べ方

実際にどう比べるかを、仮の見積もりで見てみます。A社とB社は、説明のために作った架空の例です。 | 項目 | A社(月20万円) | B社(月30万円) | |---|---|---| | 毎月の作業 | 施策の提案と月1回の報告 | 記事2本の作成と、タイトルの見直し月20ページ | | サイトの修正 | 自社側 | 業者側 | | 記事の権利 | 記載なし | 支払い時に自社へ移る | | アカウント | 業者が所有者として管理 | 所有者は自社、業者はユーザー | | 最低契約期間 | 12ヶ月、自動更新 | 6ヶ月、以後は月ごと | 月額ではA社が安く見えます。ところが、サイトの修正を自社でする必要があり、制作会社に頼めば別に費用がかかります。記事の権利とアカウントの持ち主にも不安が残ります。1年間の支払いが確定する点も考えると、少なくとも「A社のほうが安い」とは言い切れません。 こうして表にすると、会社の名前を知らなくても判断の材料がそろいます。候補が決まったら、同じ表を自社用に作ってみてください。

解約の前に準備しておくこと

契約するときに、解約するときの準備も考えておきます。縁起でもないと思われるかもしれませんが、この準備がある会社ほど、業者と落ち着いて話ができます。

引き継ぎの一覧を作る

次のものが、解約のあとも自社の手元に残るかを一覧にしておきます。 - 作ってもらった記事と画像の元データ - 狙っている言葉の一覧と、これまでの順位の記録 - 実施した作業の履歴 - サイトに加えた変更の一覧 - 各アカウントの権限 Googleも、業者がサイトのサーバーにアクセスできる場合は、加えたすべての変更について進んで説明するべきだと書いています。変更の履歴を毎月の報告に含めてもらえば、引き継ぎの一覧は自然にそろいます。

権限を外す順番

解約が決まったら、まず自社が所有者であることを確かめてから、業者の権限を外します。ドメインやサーバーのパスワードを業者と共有していた場合は、変更しておきます。

業者の作業に頼っていた部分を洗い出す

業者に任せていた作業のうち、解約後も続けたいものを洗い出します。記事のや、Search Consoleでのエラーの確認などです。社内で続けるのか、別の会社に頼むのかを決めておくと、解約後に数ヶ月手が止まることを防げます。

エクスバンクのSEO支援について

最後に、自社の話を少しだけ書きます。エクスバンクもSEOの支援をしています。料金は、戦略設計・施策の提案・効果測定を行うSEOコンサルと月次レポートが月15万円から、月10本のSEO記事制作との実装まで含むプランが月35万円から(いずれも税別)です。AI検索で引用されるための対策を加える場合は、月8万円(税別)を追加でいただいています。 サービスページでは、効果が出るまでの期間を、ニッチな言葉なら1〜2ヶ月、競争の激しい言葉なら6〜12ヶ月の中長期で考えてください、と案内しています。順位の保証はしていません。 この記事に書いた点検表は、エクスバンクに見積もりを依頼する場合にもそのまま使ってください。作業の書き方、記事の権利、アカウントの持ち主について、ほかの会社と同じ基準で比べていただくのが一番だと考えています。 SEOでいま何が効いているかはSEO対策とは?2026年版・本当に効く施策と効かなくなった施策にまとめました。業者の提案を読む前に目を通しておくと、提案の良し悪しを判断しやすくなります。

点検表のまとめ

見積もりを取ったら、次の項目に丸を付けてみてください。 見積書 - 毎月の作業が、回数と成果物で書かれている - 記事の作り方と、確認の回数が決まっている - 被リンクの取り方を説明してもらえた - 誰が作業するかが分かっている - 月額に含まれない費用が書かれている - 報告の中身が決まっている 契約書 - 契約期間、自動更新、更新を止める期限が書かれている - 途中でやめるときの条件が書かれている - 記事や画像の権利が、いつ自社に移るか書かれている - Search Console、GA4、ドメイン、サーバーの所有者が自社になっている - 秘密保持と、作業を別の会社に任せるときの条件が書かれている 成果報酬型の場合 - 成果とする言葉が、問い合わせにつながる言葉になっている - 月の上限額と、順位の測り方が決まっている - 成果報酬でも、作業の報告を受け取れる 丸が付かない項目は、契約の前に業者へ質問してください。質問への答え方も、その会社を選ぶかどうかの材料になります。